弧線の高さ
ラクザシリーズは、公式サイトでも主要モデルの打球の弧線(軌道の高さ)が図解されています。弧線が高いほど安定感が増し、低いほど直線的で相手にとって取りにくい弾道になります。ヤサカ公式が相対比較を公表しているのは、ラクザZ・X・7・9の4モデルです。
弧線が高い
弧線が低い
※上記4モデル以外(7ソフト・7ハード・Xソフト・Zエクストラハード・XX)は、ヤサカ公式による弧線の相対比較が公表されていないため、この図には含めていません。
ラクザ全9種 個別解説
ラクザ7 ― シリーズ元祖、回転重視の本格派
回転型
スピード 11
スピン 14
2010年発売、ラクザシリーズの記念すべき第一作目です。テンションラバー特有の弾みと特殊なトップシートにより、強烈なスピンを安定して生み出すことに特化して設計されています。前陣から中陣での強力なドライブ攻撃を武器にしたい選手におすすめです。
ラクザ7を「基準ラバー」として考える
ラクザシリーズの違いが分かりにくい場合は、まずラクザ7を基準に考えると整理しやすくなります。7より柔らかくしたいなら7ソフト、より硬くして威力を求めるなら7ハード、スピードとスピンのバランスを変えたいならラクザX、さらに直線的なスピードを求めるならラクザ9、粘着による回転性能を求めるならラクザZ、というように比較すると選びやすくなります。
ラクザ7ソフト ― 扱いやすさ・安定性UP、前陣ドライブ向け
バランス型
ラクザ7のトップシートに柔らかいスポンジを組み合わせたモデルです。回転のかけやすさと安定性がさらに向上し、重量も軽くなって操作性に優れています。強いインパクトがなくても十分な威力と回転量を生み出せる万能型です。
ラクザ7ハード ― 7の回転性能を維持しつつ、より高い威力
パワー型
スピン 12
硬度 50°
ラクザ7より硬めのスポンジを採用し、扱いやすさと回転のかけやすさを維持しながら、より威力の高いボールを打てるようにしたモデルです。強いインパクトでもしっかりとボールに力を伝えられるため、パワフルなプレーが可能です。スイングスピードが速く、インパクトを強くかけられる選手ほど性能を引き出しやすいモデルです。
ラクザX ― スピードとスピンを高水準で両立するバランス型
バランス型
スピード 13
スピン 13
プラスチックボール時代に不足しがちな弾みとグリップ力を、ラクザ7を基準に強化したモデルです。硬度のわりに柔らかく、ドライブの回転量が増したという声もあり、回転量で勝負したい選手に適しています。
ラクザXソフト ― Xの威力を保ちつつ、扱いやすさを向上
バランス型
ラクザXのトップシートに柔らかいスポンジを組み合わせたモデルです。Xが持つバランスの良い性能を維持しながら、より幅広い選手が扱いやすいよう調整されています。
ラクザ7ソフトとXソフトの違い
- 7ソフトとの違い: 7ソフトが回転重視のラクザ7ベースなのに対し、XソフトはスピードとスピンをバランスさせたXベース。よりスピードを活かしたいならXソフトが向いています。
- Xとの違い: Xの威力・バランスを保ちながら、柔らかいスポンジで扱いやすさを高めたモデルです。
- バック向きか: 柔らかく振り抜きやすいため、バックハンド用として選ばれることが多いモデルです。
- 初中級者向きか: 硬度が控えめで扱いやすいため、初中級者にもおすすめしやすいモデルです。
- ドライブのしやすさ: Xの回転性能を受け継いでおり、ドライブでも十分な回転量を出しやすい設計です。
- ブロックの安定性: 柔らかめのスポンジがボールを包み込みやすく、ブロックも安定させやすい傾向があります。
- 重量: 厚さ・カットによって重量は異なるため、正確な重量は各商品ページでご確認ください。傾向として、柔らかいソフト系はやや軽めになる場合があります。
ラクザ9 ― シリーズ最速クラス、直線的な弾道が武器
スピード型
ラクザシリーズの中でも低い弧線で、直線的な弾道が特徴です(ヤサカ公式ではラクザZ・X・7・9の4モデルの相対比較のみが公表されています)。スポンジ硬度自体は40~45度と控えめですが、シートが硬いため、シート込みの総合的な硬さは49度程度の目安になります。相手にとって取りにくい、鋭いボールを打ちたい選手におすすめです。
ラクザZ ― 粘着トップシート、シリーズ最高の弧線
粘着型
スピード 11
スピン 14
ラクザシリーズで初めて粘着性トップシートを採用したモデルです。ボールをしっかりと掴むため、強烈なスピンと高い弧線を安定的に生み出せます。硬めのスポンジと組み合わせることで、従来の粘着ラバーと比べて高い反発力を持ち、打ち合いでも威力負けしません。粘着トップシートを採用してはいますが、いわゆる「中国粘着ラバー」とは異なり、テンション系の反発力と粘着系のグリップを組み合わせたハイブリッド系のラバーです。
ラクザZ エクストラハード ― Zをさらに硬く、プロレベル向けの最強スピン
最強型
硬度 52~57°
ラクザZのスポンジ硬度を極限まで高めた兄弟モデルです。52~57度という非常に硬い設定で、プロレベルの強靭なフィジカルと強烈なインパクトが要求されます。硬さゆえに気泡が大きくなり、弾力を強めても球持ちが良くスピンをかけやすいのが特徴です。
ラクザXX ― シリーズ最高峰の攻撃力
最強型
新スポンジ採用
従来よりも気泡が大きく変形しやすい新スポンジを採用したモデルです。従来よりもハードなスポンジでありながら、打球時にはボールをしっかりと食い込ませることができ、安定して高い威力のボールを生み出せます。このスポンジと、テンションを最大限にかけた高いグリップ力を持つトップシートを組み合わせることで、強烈なスピンとスピードを兼ね備えた、打ち合いで負けないトップ選手のためのラバーに仕上がっています。9種の中で最も高額なモデルです。
ラクザXXとラクザ7ハードの違い
- 打球感: 7ハードよりも新スポンジによる食い込み感が強く、より弾みと威力を両立した打球感です。
- 7ハードとの違い: どちらもパワー型ですが、XXはさらに高いスピンとスピードを両立させた、シリーズ最高峰のモデルです。
- Z EX HARDとの違い: Z EX HARDが粘着トップシートで回転・弧線を重視するのに対し、XXはテンション系トップシートでスピードと威力を重視します。
- フォア向きか: 威力重視のモデルのため、フォア面での使用が中心です。
- バックにも使えるか: 使用は可能ですが、扱いには相応の技術とインパクトが必要なため、バックには他モデルの方が扱いやすい場合があります。
- どのレベル向きか: 打ち合いで負けない威力を求める、上級者・トップレベルの選手向けのラバーです。